About


榛名の自然に囲まれて
美味いものを食い 美味い酒を飲み
この土地に宿る力と 音楽に触れる喜びに 
もう一度たちかえる

【主催者コメント】

群馬が嫌で嫌で、地元とのつながりからただただ逃げ出したくて、
自転車一台もって旅に出たのが、ちょうど12年前の9月でした。

巡り巡って、自分がまさか、こういう「地元愛してます」みたいなフェスをやることになるとは…
人生っていうのは不思議なものです。

12年経った今だから思えることかもしれないけど、
生まれてきた場所や、親や兄弟、育ってきた環境、その他いろいろ…
どんな人にでも、「切っても切れない関係」ってあって、
ついつい、そういうものから目を背けたくなっちゃうんだけど、
どれだけ否定したところで、結局、そういうのをひっくるめて自分なんだな、って思うし
そういう「自分を形作ってきたもの」を認めちゃったほうが、そしてそれに感謝しながら過ごす方が、
きっと「今の自分」の力になるなー、って思うのです。 

地産地消とか、地域貢献とか、そういう難しいことを言う気は全然なくて
(っていうと、関係諸団体からクレームが来るかもしれないけど・・・)

周りにある自然とか、お気に入りの食べ物屋さんの料理とか、
たまたま縁あって大好きになっちゃったアーティストとか、

ただシンプルに、自分の身の回りに眠る、たくさんの宝物を、みんなと分かち合いたいのです。

夕日に染まる榛名山や、美味しい食い物、魂が震えるような音楽を
スゲーだろ、って自慢したいのです。 ここ(群馬)も結構スゲーだろ、って言いたいのです。


第一回開催につき、ご不便をお掛けするコトもあるかと思います。
予期せぬハプニングも起こるやもしれません。

実行委員一同、精一杯頑張りますので、
ご参加のみなさまも、そういうのもひっくるめて、精一杯楽しんでもらえれば、と思います。

それではみなさま、ご来場を心からお待ちしております。当日会場にてお会いしましょう。

すもの食堂 代表
金井良平



ずっとこのフェスがやりたかった。

アイリッシュミュージックを始めて12年、TOKYO IRISH COMPANYを立ち上げて3年、
ようやく念願叶って、心強いパートナーと共に今回の榛名ルーツフェスを開催することになった。

僕がアイリッシュを始めた頃は、まだ日本ではジャンル自体確立しておらず、
どんな音楽かを説明するのにも一苦労だった。それは今もあまり変わってはいない。

生活に根ざし、人々の明日の糧になるようなこの音楽をもっと日本に広めたい。
きっと多くの人が欲しているはず。その一心でこれまでやってきたように思う。

アイリッシュに限らず、ケルト系音楽全般、カントリー、オールドタイム、ブルーグラス、
スウィディッシュ、マヌーシュ、ニューオリンズジャズ、などのルーツミュージック。

とても親近感を感じるこうした音楽ジャンルも未だに日本ではマイナーで、
CDショップにいくとコーナーすらない状況。

楽器だけでやる音楽だからと「インストゥルメンタル」なんてカテゴリーに括られてしまう状況だ。

これらの音楽をまとめてもっと日の光が当たるようにしたいと思ったのだった。

今、希望はあって、こうした音楽の奏者が日本にも育ってきていて、
しかもそれぞれがアイデアを発揮して、本場より受け継いだものを更に磨いて
独自のものに昇華させつつある、僕らはそんな状況にいる。

今回フェスに参加してもらうバンドは本当に素晴らしいミュージシャン達。
国内に留まらず、海外にも出て活躍しているバンドもいる。

商業主義の潮流から少し外れて、それぞれの価値観や嗜好で選択した音楽を磨き上げてきた。

そしてそれは、日本の音楽環境に一石を投じる流れになるんじゃないか、と期待している。

誰もが、野外で、青空の下で、芝生の上で、ビールを飲みながら聴きたいね、と口を揃えていう音楽。

その環境が、今回の舞台となる群馬県榛名湖キャンプ場には揃っている。
そして音楽にはつきもののお酒と美味しい料理も! これがあれば本当に最高の宴になるだろう。

地場のとても意欲的な皆さんの力を借りて、
このフェスが根付くようにと思いを込めてスタートをきる。


ルーツフェス、それは音楽のルーツにたちかえり、音楽に触れる歓びをもう一度はじめるために。

TOKYO IRISH COMPANY 代表
本岡トシ


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